2015年度 JICA能力強化研修受講生募集

□ 2015年度 JICA能力強化研修受講生募集 □

開発途上国では地域住民の多くがその生活を自然環境が提供する生態系サービス(
自然の恵み)に直接的に依存しており、人々が持続的に自然資源を利用できる環境
の保全も貧困削減や生活環境改善の面からも重要な課題です。しかしながら、生態
系サービスは市場での評価が難しいこともあり、損失や劣化が継続しています。
 JICAは、長年にわたって自然環境の保全と人間活動との共存を図るための支援を
行ってきました。2014年度には、自然環境保全分野の事業戦略を策定し、4つの戦
略課題の1つとして「保護区及びバッファーゾーン(緩衝地域)管理を通じた生物
多様性保全」を位置づけています。また、JICA の自然環境保全分野の事業実績は
、2008 年度からの5 年間で、約350 億円(技術協力130 億円、円借款210 億円
、無償資金協力20 億円)という金額に達しています。
 当機構が提供する本研修では、自然環境保全分野はもとより、農村開発や土木・
環境工学など自然環境保全以外の分野における国際協力の現場において活躍される
方を対象に、(1) 当該分野にかかる国際的な議論・イニシアティブの動向、(2)
環境認証制度など生態系サービスの評価につながり得る仕組み、(3) 生態系サー
ビスに関する支払制度(PES)、(4) 自然資源の直接的・間接的利用を通じた地域
づくりなど、標記に関連した業務に必要な知識・スキルを強化することを目的とし
ています。皆様のご応募をお待ちしております。

【募集要項】
http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/ku57pq000014rskb-att/11_ec
osystem_service_01.pdf

1 応募要件
本研修の応募者は、下記の全ての要件を満たす者とします。
(1)将来、専門家・調査団員等としてJICA 事業に携わる意志があること。

(2)研修の全日程に参加可能であること。
(3)専門能力・経験: 原則として、大卒またはこれと同等以上の専門性(生物
系、自然環境系等の関連分野)を有し、自然環境保全分野または農村開発分野での
業務経験を5年以上有する者
※語学力は応募要件としませんが、応募者多数の場合、選考の判断材料とすること
があります。
(4) 国際協力人材登録を完了していること。
(5) 所属先のある方については、所属先の研修参加への了承を得た上で、推薦書
を用意してください(推薦書が用意できない場合は、その理由を記載してください
)。

2 開催場所
〒162-8433 東京都新宿区市谷木村町10-5 JICA市ヶ谷ビル

3 応募方法:
応募期間内に「 PARTNER」の応募画面から応募してください。
PARTNERのURL http://partner.jica.go.jp/
(*今年度より応募方法が変更になりましたので、ご注意ください)

4 選考結果の発表:2015年9月16日(水)

5 問い合わせ先
【書類送付先、応募に関する問い合わせ先】
独立行政法人国際協力機構 国際協力人材部 人材養成課(研修管理室)
TEL:03-3269-3471 E-mail:hrgtc@jica.go.jp
【内容に関する問い合わせ先】
独立行政法人国際協力機構 地球環境部 森林・自然環境グループ
TEL:03-5226-6656 E-mail:getf2-nature@jica.go.jp