紛争現場からみた安保法制 −戦場の現実と向き合う−

□ 紛争現場からみた安保法制 −戦場の現実と向き合う− □

昨年9月19日、国民多数の反対や憲法違反との声にもかかわらず、集団的自衛権行
使の容認を始め、日本の自衛隊が海外で武力行使や武力行使と一体となった後方支
援等の活動ができるようにする「安全保障関連法」が‘成立’し、今年3月29日には
同法が施行されました。ヒューマンライツ・ナウは、NGO非戦ネットに参加し、「
戦争は最大の人権侵害」との考えのもと、「安全保障関連法」の廃止を求め、日本
を拠点とする国際人権NGOとして声を上げ続けてきました。同法が施行された今、
日本が直接的・間接的に武力行使に参加し、海外の戦場において重大な人権侵害に
加担する可能性が出てきています。世界では日々、多くの罪のない市民、子どもた
ちが紛争によって命を失ったり、苦しい生活を強いられています。今まで非軍事的
な国際貢献で信頼を築いてきた日本が紛争の当事者になることを私たち日本市民は
望んでいるのでしょうか? 今こそ、紛争がもたらす被害・人権侵害の現実を見つ
め、安保法制について考える必要があるのではないでしょうか。そこで、ヒューマ
ンライツ・ナウは、6月18日(土)、世界の紛争の現場で発生している過酷な人権
侵害を目の当たりにしてきたジャーナリスト綿井 健陽氏、エイドワーカーとして
イラクの紛争現場で活動を続けてきた高遠 菜穂子氏をゲストに、紛争現場から安
保法制を考えるイベントを開催いたします。ゲストのお話を通して、いかに戦争が
甚大な被害、重大な人権侵害をもたらしているのかということを知り、安保法制の
意味・リスクを皆様と改めて考える機会となればと思います。皆様のご参加お待ち
しております。
アクセス・申込方法などはこちらをご覧下さい:http://hrn.or.jp/news/7333/