シンポジウム「イスラーム社会の変革の胎動とNGO」

□ シンポジウム「イスラーム社会の変革の胎動とNGO」 □

【〈NGOと社会〉の会 2012年連続シンポジウム】
イスラーム社会の変革の胎動とNGO
——「イスラーム的価値」の社会的実践から学ぶ

かたくなな主義の主張と暴力、そして圧政と人権侵害・・・。
欧米諸国や日本におけるイスラームやムスリム(イスラーム教徒)をめぐる言説
は、これらの否定的なイメージに彩られています。そして、国際社会の介入・援助
による「改革と民主化」が、不可避であるとの思考法に私たちはとらわれているの
ではないでしょうか。
しかし、こうした偏った情報への接し方や思考法によって私たちの眼から遠ざけ
られているものがあります。その一つが、イスラーム圏において国際的なネットワ
ークを構築しながら、平和・開発・人権・人道支援などの分野で活動するムスリム
の非政府系組織(NGO)の存在です。
イスラーム社会の中でNGOは、今どのような社会的役割を果たしているのか?
また「イスラーム的価値」はその活動にどのように活かされているのか?そして
非イスラーム圏に生きる私たちは、こうしたイスラーム社会のNGOやその活動か
ら何を学ぶことができるのか?
〈NGOと社会〉の会では6月と10月、法政大学国際文化学部との共催の下、
これらの問いを考えるヒントを探るものとして、二回にわたるシンポジウムを開催
します。ぜひ、ご参加ください。

■第一回■
「アラブの春」以後の日本のアフガニスタン支援を考える
〜覇権・介入主義を超えるイスラーム社会とのつながりを求めて〜

日時: 2012年6月16日(土) 午後2時〜5時半(1時半開場)
場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス(JR/地下鉄 飯田橋駅下車)
58年館6階 867教室
(地図→http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html)
参加費: 500 円(資料代込・法政大学生は無料)
発題:
・「「アラブの春」以後のイスラーム社会の変容をどう捉えるか」
臼杵陽(日本女子大教員)
・「アフガニスタン社会とイスラーム文化〜イスラーム的価値とは何か」
レシャード・カレッド(医師/NGO「カレーズの会」理事長)
(※発題者を交えた全体討論では、「アフガニスタン史の中の日本、日本史の中の
アフガニスタン」をキーワードに、これからのありうべき「復興支援」について考
えます。)
問い合わせ(予約不要):
新評論編集部・〈NGOと社会〉の会事務局
Tel.03-3202-7391/Fax.03-3202-5832