インドネシアの泥炭地回復と適正技術

□ インドネシアの泥炭地回復と適正技術 □

 東南アジア、特にインドネシアの低湿地では、地球上の土壌炭素の約20%が蓄え
られているとも言われる広大な熱帯泥炭地が存在します。しかし、1990年代以降の
プランテーション開発による大規模な排水等により、地下水位の低下や乾燥化によ
る土地の劣化が急速に進行しています。これにより、火災の頻発、森林の減少、微
生物分解の進行などによる大量の温室効果ガスの放出と、煙害による住民の健康被
害が大きな問題となっています。
 今回のセミナーでは、2008年からスマトラ・リアウにおける泥炭復興の実践研究
に従事する水野氏より、住民の生活向上とも両立させながら進められているインド
ネシアの泥炭地回復の取り組みと、公正な土地権の確立など地域住民の要求に基づ
く、地域に根ざした住民参加型の技術の活用についてお話を伺います。
【日時】2018年3月10日(土) 14:30─17:15 (受付開始:14:00)
【会場】JICA 東京国際センター(幡ヶ谷) セミナールーム201
〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-5
【アクセス】京王新線 幡ヶ谷駅下車(南口より) 徒歩8分、
地下鉄千代田線 代々木上原下車(北口1より) 徒歩12分
【地図】http://www.jica.go.jp/tokyo/office/access.html
【参加費】APEX・適正技術フォーラム会員:300円、一般:800円
【定員】50名
【主催】適正技術フォーラム
【共催】 特定非営利活動法人APEX
【講師プロフィール】
京都大学教授 水野広祐(みずの・こうすけ)
1970年代末より、アジア経済研究所において、西ジャワの農村経済を中心とするイ
ンドネシア経済研究に従事。民主化以降(1998?)は、労働組合や農民などの住民
による組織化と制度変化、リアウ州の泥炭社会などを研究。主な著書に
Catastrophe and Regeneration in Indonesia’s Peatlands: Ecology,
Economy and Society(Singapore:NUS, 2016)、『インドネシアの地場産業―
アジア経済再生の道とは何か』(京都大学学術出版会2005)など。
【お申込方法】下記のWEBサイトからお申込いただくか、事務局に電話・FAXでご
連絡下さい。

研究会参加申込み


【事務局・お問い合わせ】適正技術フォーラム事務局
〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12
TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
Email: info@atfj.jp HP: https://atfj.jp/