国際協力人になる為に『核の時代の国際情勢』を考える

□ 国際協力人になる為に『核の時代の国際情勢』を考える □

本シンポジウムは第64回国際学生会議が主催します。国際学生会議では、毎夏世
界各国から国際問題に興味のある学生が集まり9日間に渡る議論を行っています。
そのプログラムの一環として、シンポジウム『核の時代の国際情勢〜人間の尊厳の
観点から考える〜』を開催いたします。

ノーベル平和賞を受賞したICANの活躍により、昨年9月、核兵器禁止条約が制定
されました。核兵器の全面廃止と根絶を目的として制定されたこの条約ですが、
平和的目的での原子力の保有は禁じていません。「平和的目的」とはどの範囲を指
し、どのように担保するのでしょうか?未来を担う私達学生に何ができるのでしょ
うか?
核問題にお詳しい三名のパネリストをお招きし「核の平和的利用」とは何を指し、
どのように担保していくのか、未来を担う私達学生に何ができるのかを考えていき
ます。

講座の対象者
本シンポジウムは、核を取り巻く国際情勢に興味のある全ての人が対象です。シン
ポジウムに先立ち、背景知識の共有から内容を始めますので、知識はまだないが、
興味はあるという方でも参加していただけます。
高校生・大学生・社会人、全ての皆様のお越しを心よりお待ちしております。

パネリスト情報
【川崎哲 様】
ピースボート共同代表。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員。
2008年から広島・長崎の被爆者と世界を回る「ヒバクシャ地球一周 証言の航
海」プロジェクトを実施。2009〜10年、日豪両政府主導の「核不拡散・核軍
縮に関する国際委員会」でNGOアドバイザーをつとめた。2014年5月、「集
団的自衛権問題研究会」をたちあげ、同代表。著書『核拡散』(岩波新書)で日本
平和学会第1回平和研究奨励賞を受賞。雑誌『世界』(岩波書店)をはじめ国内外
のメディアに寄稿多数。核兵器廃絶のためのNGOネットワーク「アボリション2
000」の活動に1998年より参加、2016年まで調整委員をつとめた。
【キハラハント愛 様】
東京大学総合文化研究科「人間の安全保障プログラム」付准教授。同グローバル地
域研究機構・持続的平和センター副センター長を兼ねる。
国際人権法、国連平和活動(特に警察)の専門家。ネパール、東チモール、スリラ
ンカ、インドネシア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、スイス、イギリス、日本など、
紛争国を含む各国で勤務。2016年から2017年にかけて、日本の代表として
国連PKO局の国連警察指針作成を行った。
【三宅信雄 様】
1929年2月16日生まれ。広島で被爆した当時、16歳だった。
爆心地より1.8 km地点、爆心地へ向かう路面電車の中で被爆。電車内で多く
の死傷者が出たが、自身は咄嗟の判断で電車を飛び降りたことにより被害を免れた
。1980年代後半から証言活動を開始。活動は日本国内にとどまらず、アメリカ
やオランダ、カナダ、イスラエル、サウジアラビアなどでも証言し、在韓被爆者と
の交流なども積極的に参加。2007年から2009年には東京都原爆被害者団体
協議会の事務局長を務める。

日程と場所、参加料など
2018年8月28日(火)13:30PM〜16:30PM(13:15開場)
参加料は無料です。
開催場所は、東京代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて行い
ます。
日程:2018年8月28日(火) 13:30PM ‐ 16:30PM
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
定員:120名
参加料:0円
募集期間:定員に満たなければ前日まで

詳細・申し込みはこちら
https://www.japan-isc.com/blank-41