Global Media Camp in タイ

□ Global Media Camp in タイ □
微笑みの国タイ。大都会バンコク。旅行者天国‥‥。東南アジアのハブとして発展
し続ける景色が“表の顔”だとすれば、普通に行っただけでは絶対に見えない“裏
の顔”もあります。そのひとつが、ミャンマーやカンボジア、ラオスからやってく
る移民労働者(いわゆる出稼ぎ労働者)の実情です。
タイは、海外で出稼ぎする労働者を出すだけでなく、実は世界で17番目に多く移
民を受け入れている国です。国連の2017年の統計によると、その数は約360万人
(ちなみに日本は約230万人)。このほとんどが労働者。基本はミャンマー人、カ
ンボジア人、ラオス人です(日本人の不法労働者も少なくありませんが)。ご存
知ですか?日本のコンビニや居酒屋のように、バンコクではあらゆる場所でミャ
ンマー人が働いていることを。ミャンマー人抜きにタイ経済はもはや語れません
。現地を取材しないと、なかなかわからないことですよね。タイでの移民労働の
悪名高い仕事といえば「漁業」。“現代の奴隷”として批判されることもありま
すが、日本のメディアがそれを大きく取り上げることはほぼありません。途上国
に特化したNPOメディア「ganas」が主催する現地取材プログラム『Global Media
Camp in タイ』では、移民労働者への取材をバンコク近郊で敢行する方向で調整
します。書いた記事は、ganas編集長のフィードバックを受けてブラッシュアップ
した後、ganasのウェブサイトで発信します。
このほかの取材候補は国際機関や各種NGO、大学など。取材先に少しでも興味があ
る方、取材にチャレンジしてみたい方、記事を書いて発信してみたい方、発信力
を付けたい方、この夏に“タイで期間限定の記者”になってみませんか?アポ取
り以外は、プロの記者とほぼ同じ動きをします。
『Global Media Camp in タイ』には特別に、国際学習ファシリテーター・中村健
司とganas編集長・長光大慈による「コミュニケーション力&問う力を上げるワー
クショップ&ganas編集長の取材実演」が付いています。取材して記事を書くこと
は簡単そうに見えて、実はなかなか大変。このワークショップで壁を乗り越える
ことをサポートします。
■『Global Media Camp in タイ』の概要
◎場所:タイ・バンコク
◎期間:2019年9月6日(金)?9月13日(金)
◎料金:学生14万8000円、一般16万8000円
*「社会人限定4日間コース」(9月8?12日のうちお好きな3泊4日)もあり
ます(8万8000円)
*特典として、2019年秋の「グローバルライター講座(東京)」(5万円相当)
や「77日記者研修」(5万8000円相当)に無料参加できます
◎〆切:2019年8月6日(火)
*2019年7月8日(月)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
*ご友人同士で申し込むとそれぞれに1万円キャッシュバック!早割との併用も可
能です!
◎定員:最大8人程度(先着順)、最少開講人数4人程度
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎詳細:https://www.ganas.or.jp/news/20190504gmc-thailand/
■タイ(バンコク)のここが魅力・興味深い!
?かつての民主主義国家が2014年からASEAN唯一の軍事独裁政権に。
?タイは世界で17番目に移民を受け入れている国。その数およそ360万人。ミャン
マー人が多く、街のいたるところで働き、タイ経済を下支えする。
?バンコクには国連機関や国際NGOが集まる。
?世界屈指の親日国家。タイの小説「メナムの残照」は、戦時中のタイ人女性と日
本兵の愛を描き、根強い人気を誇る。登場人物のコボリ(小堀)は“タイで最も有
名な日本人”。
?1人当たりのGDPは約1万ドル(約113万円)と“途上国卒業”間近。にもかかわら
ず依然として“風俗大国“のまま。
?タイのプロサッカーリーグでは多くの日本人選手がプレーする。
■『Global Media Camp』に参加すると得する3つの理由
1)途上国を取材できる!
‥‥『Global Media Camp』は、途上国を本格的に取材でき、記事を書き、それを
発信する唯一無二のプログラムです。スタディツアーのように、担当者からレク
チャーをひたすら受けるのではありません。参加者自らが自由に質問します(取
材では英語または日本語を使います。タイ語やビルマ語を話せる方は
チャレンジ可能)。取材は、その国のことを短期間で少しでも深く、また多角的に
知る手段のひとつ!
2)スキルアップできる!
‥‥『Global Media Camp』では新しい体験をするだけではあり
ません。ネタ(良い話も悪い話も)や視点(切り口)を見つける力、情報を引き出
すために質問する力、物事を掘り下げる力、要点をまとめる力、伝わる文章を書く
力など“一生モノのコミュニケーションスキル”の向上を目指します。各回の参加
者を最大8人に絞っているため、ganas編集長からマンツーマンでフィードバックを
受けられます。頑張った実績として、現地取材をベースにした「署名記事」が残り
ます。記事には1000以上の「いいね!」がつくことも。ステレオタイプでない記事
の発信にも意義がありますよね。
3)途上国を「複眼の視点」で見られる!
‥‥「途上国=貧困 or 幸せ」などと決めつけていいのでしょうか?物事に対する
見方は立場によってさまざま。『Global Media Camp』では複眼の視点で物事をと
らえる方法を学びます。世の中には自分が知らないこと、自分自身で無意識に決
めつけてしまっていることがたくさんあります。取材も含め、現地の人と話す時間
をたっぷりとっていますので、疑問を直接ぶつけてみてください。脱ステレオタ
イプを目指しましょう。