Global Media Camp in ベナン

□ Global Media Camp in ベナン □
「将来の夢? 肌が白くなりたいな」。これは、西アフリカ・ベナンの農村を取材
していたとき、子どもたちから直接聞いた言葉です。
ganasが2019年夏に主催する途上国取材プログラム『Global Media Camp』のなかで
、一番大きな衝撃を受けるであろう国がベナンです(他の開催国はコロンビア、イ
ンド、タイ)。そんなベナンを語るうえで絶対に外せないのが奴隷貿易の歴史。ご
存知ですか?ベナン初の小説のタイトルが「奴隷」だということを。フェリクス・
クショーロが1929年にフランス語で著したものです。
『Global Media Camp in ベナン』で取材の拠点となるのが、ベナン最大の都市コ
トヌー。その近郊には奴隷貿易の港町だったウィダがあります。フランスが支配
する前の黒人国家であるダホメ王国は自ら奴隷狩りをし、奴隷を売り、そのもう
けで繁栄しました。
アフリカ最大の水上集落であるガンビエもまた、コトヌー郊外にあります。関西テ
レビの番組「世界の村のどエライさん」(2018年3月5日放送)でも紹介されたこと
から、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。「アフリカのベネチア
」と美しく形容される半面、その歴史は奴隷と密接にかかわっていることをご存知
ですか?ガンビエは、奴隷狩りから逃れた人たちが湖の上の作った村なのです。
ちなみにコトヌーとは、フォン人(ベナンの主要民族)の言葉で「死の川の河口」
という意味。こんな地名が残っていること自体、ベナンの歴史の悲哀さを物語って
います。
興味深いのは、売られて大西洋を渡った奴隷(フォン人ら)の末裔が、黒人による
世界初の共和制国家ハイチ(カリブ海地域の国)の独立(1804年)を勝ち取った
ことです。この時代、奴隷による反乱は世界で数多く起こりましたが、おそらく
唯一の成功例です。「ハイチ建国の父」のひとりであるトゥーサン・ルーヴェルチ
ュールはフォン人。ルーヴェルチュールの父は、ハイチの農園主に売られた奴隷で
した。
こうした負の歴史を乗り越えてきたのがベナンです。いまや西アフリカの民主国家
のモデル国として評価されるようになりました(治安も良く、外務省の海外安全情
報では、東南アジア並みの「レベル1」です)。ですが一方で、なおも旧宗主国の
フランス、東隣の強国ナイジェリア、そして近年は中国(最大の貿易相手国)の影
響に強くさらされるという現実も。
ベナンは人口1000万にも満たない、「地球の歩き方」も出版されていない“マイナ
ーな国”かもしれません。メディアや教科書に取り上げられることもほぼないです
。けれども本当の世界を知りたかったら、こういった国にこそ注目する価値がある
と思いませんか?
■『Global Media Camp in ベナン』の概要
◎場所:ベナン・コトヌー
◎期間:2019年9月18日(水)?9月27日(金)
◎料金:学生18万8000円、一般20万8000円
*特典として、2019年秋の「グローバルライター講座(東京)」(5万円相当)や
「77日記者研修」(5万8000円相当)に無料参加できます
◎〆切:2019年8月16日(金)
*2019年7月18日(木)までのお申し込みは「早割」として1万円割引
*ご友人同士で申し込むとそれぞれに1万円キャッシュバック!早割との併用も可
能です!
◎定員:最大8人程度(先着順)、最少開講人数4人程度
◎主催:特定非営利活動法人開発メディア(NPOメディア「ganas」の運営
団体)
◎問い合わせ先:devmedia.ganas@gmail.com
◎詳細:https://www.ganas.or.jp/news/20190506gmc-benin/
■『Global Media Camp』参加者の声(抜粋)
「“小手先の文章力”以上に必要なのは、深くて細かい情報をとってくる『インタ
ビュー力』。インタビューする際に、『たぶんこうだろう』と決めつけないで、な
んでも質問したほうが面白くて正確な記事になる。別の国のプログラムにまた参加
したい」(山本在さん、学生)
「個人では行きにくい国に行けて、しかも通訳付きで取材できるのはその国のこと
を知れておもしろい。『ベナンのことはベナン人が良く知っている。ベナン人に聞
け』という言葉が身にしみた」(小林由茉さん、学生)
「外国人とここまで蜜にコミュニケーションをとったことはなかった。良い記事を
書くためには、少しでも多くその国のことを知ることが必須だから、必死に取材し
た」(成田丈士さん、学生)
「西アフリカ・ベナンの水上集落は、家にお邪魔したり、コミュニティのリーダー
に取材できたりと刺激的だった。取材中にどれだけ質問しても、記事にすると、そ
の1割ぐらいしか使えない。伝えようと思ったら、細かく質問しないとダメだと痛
感した」(大野咲希子さん、学生)
「『アフリカの人=生活に困って援助を求める人』というイメージをもっていた。
だがそれは間違いだと気づいた。自分で事業を立ち上げ、夢を追う人たちとたくさ
ん出会った。取材では、旅行とは比べられないほど濃い話ができる。ベナンを知る
ことは楽しかった」(田中芙美子さん、学生)
「取材を通して学べたのは、相手の話の点と点を結びつけ、ストーリーとして発信
する力。魅力的な他の参加者に出会えたのも財産」(福原康平さん、学生)
「書くことに興味がある人に勧めたい。旅行では行けない場所・会えない人を取材
できるので。ganas編集長にも直々指導してもらえる」(山口実咲さん、社会人)
「西アフリカと旧宗主国フランスの関係の根深さ、植民地時代から引きずっている
ものがまだあることに驚いた」(近藤史哉さん、学生)