ベネズエラ人を救う『命のスペイン語レッスン』

□ ベネズエラ人を救う『命のスペイン語レッスン』 □
ganasは5月1日から、経済が完全に破綻し、新型コロナウイルスの脅威にも
さらされつつあるベネズエラの人たちの利益になる『命のスペイン語レッスン』を
始めます。レッスンの受講料は100%、米ドルでベネズエラに届けます。4月中は
「プレオープンキャンペーン」として受講料は無料となります。
NPOメディアであるganasがなぜ、スペイン語のレッスン事業に参入するのか。し
かも無償で。そこには深いワケがあります。まずは聞いてください。
ベネズエラは近年、“本当の国難”に直面しています。最大で200万%を超えたハ
イパーインフレ(いかに物不足かが想像できます)、経済危機で国民の16%が難民
として国外へ流出、そこにいま追い打ちをかけつつあるのが新型コロナです。
ganas編集長の長光大慈は実は15年近く前、青年海外協力隊員としてベネズエラで
活動していました。住んでいたところは、東部のボリーバル州マリパ村です。
マリパ村の若者からはいまも断続的に、次のようなメッセージが入ります。
「大学に行って勉強したのはバカだった。何の役にも立たなかった(就職は本当に
ない)」
「(食料を求めて都市の人が流入してきたため)村の治安が悪くなり、夜は歩けな
くなった。家に設置していたエアコンも盗まれた」
「みんなお金がないから、川の上流に行って金を掘る。金を分離する際に水銀を使
うから、川が汚染され、魚を食べるのが怖くなった」
「何か仕事しようにも、ガソリンがないから移動すらできない(ベネズエラは石油
の確認埋蔵量で世界一なのに)」
マリパ村が位置するボリーバル州といえば、知る人ぞ知る大秘境です。世界一の落
差を誇るエンジェルフォール、コナン・ドイルの小説「失われた世界」の舞台とな
ったロライマ(テーブルマウンテン)、南米第3の大河・オリノコ川――世界屈指
の自然がこれでもかというぐらいそろった場所なのです。
そんな田舎がどんどん疲弊していくのです。そのきっかけを作ったのは、反米・社
会主義を掲げたものの経済政策の失敗を重ねたチャベス前大統領(2013年に死去)
と、その後継者のマドゥロ現大統領です。
何が起きたのかを、単純化して説明すると、貧困層にお金を回すために、外資系の
石油会社を国有化したり(国家収入は激減)、モノの価格を統制したり(産業が壊
滅)したのです。ベネズエラ経済は完全に崩壊しました。
いまや、ベネズエラの1カ月の最低賃金はたったの約4.5ドルです。1日あたりたっ
たの15セント。小学生のお小遣いじゃないのに‥‥。世界銀行が定める貧困ライ
ン(1日1.9ドル)の10分の1にも及びません。
こうしたさなかに、新型コロナの脅威が押し寄せてきました。ただでさえ仕事がな
かったところに、経済活動は完全にストップ(ますます食べていけない)。
コロナ対策として、世界保健機関(WHO)は手洗いを推奨していますよね。ですが
マリパ村にはせっけんすらありません。停電が頻発するたびに水道も止まります
。もちろんマスクなんて売っていません。医療ははっきり言って「ない」に等しい
状態です。
いま危惧されるのが、500万人にのぼるベネズエラ難民が避難先で仕事を失い、
ベネズエラに戻り始めたこと。弱体化したベネズエラに新型コロナが入ってくると
どうなるのか。想像しただけでゾッとします。
窮地に追い込まれたベネズエラ人を助けるプロジェクト、それが『命のスペイン語
レッスン』なのです。といってもお金をただ渡すことはしません。ganasが提供す
るスペイン語講師の仕事をきちっとやることで、彼ら自身が稼ぐのです。
【命のスペイン語レッスンの3つのメリット】
?スペイン語を気軽に学べる!
世界的にメジャーな通信アプリ「WhatsApp」を使い、テキストをチャットのよう
に交換。辞書を時々引きながらコミュニケーションします。スペイン語の基礎や
自然な言い回し方までを「視覚」で学べるのはもちろん、スペイン語の文章を
リアルタイムでネイティブにチェックしてもらえます。
?政治・経済・文化も知れる!
『命のスペイン語レッスン』では、スペイン語を単に学ぶだけでなく、ベネズエラ
のことを知っていただくことを重視します。ラテンアメリカを旅したことある方は
“旅行者目線”を卒業し、より深く知るきっかけに。JICA海外協力隊員で日本に
一時帰国中の方は、任国以外のことをスペイン語で知れるチャンスです。ご関心の
あるテーマをいくつでも教えてください。
?頑張るベネズエラ人を支援できる!
『命のスペイン語レッスン』の受講料は100%ベネズエラに届けます。ハイパーイ
ンフレに見舞われているため米ドルで。皆さまが受講されればされるほど、困窮
にあえぐベネズエラ人を助けることにつながります。しかも寄付でなく、労働対価
として渡すのがミソです。レッスンについてのご要望があれば遠慮なくおっしゃっ
てください。ベネズエラ人講師のキャパシティビルディング(能力向上)にもつな
げたいと考えています。
【期間】
5月1日(金)?7月31日(金)の3カ月間。時間帯(日本時間)は午前9?12時、午後8
?11時。この中から選んでいただきます。
【コースと費用】
?通常コース 7500円
毎月5回(各回1時間)までやりとりが可能。期間は5?7月の3カ月(合計で15回=15
時間)。
?パワーコース 1万4000円
毎月10回(各回1時間)までやりとりが可能。期間は5?7月の3カ月(合計で30回=
30時間)。
【主催】
特定非営利活動法人開発メディア(途上国・国際協力に特化したNPOメディア「
ganas」の運営団体)
メールアドレス:devmedia.ganas@gmail.com (お問い合わせはこちらまで)
詳細はこちら:https://www.ganas.or.jp/news/20200410espanol/