□ 障害児教育をバングラ・ガーナ・パキスタンを例に考察 □
【講演会】障害児は教育を受けているのか? バングラ・ガーナ・パキスタンの例
から考察する
講演会の概要に下にまとめました。
?障がい児か、障害児か?
「がい」か「害」か。障がい/害の表記を考えるうえで参考になるのが、「障害の
医療モデル」と「障害の社会モデル」という概念。わかりやすくいうと、障害とは
、心身機能の障害という医療の問題なのか、それとも不便な社会(モノ、環境など
)の問題なのか、ということ。障害をもつ途上国の子どもたちの教育を考えるとき
、基礎となるこの概念について説明します。
?障害児と教育を巡る動向―バングラ・ガーナ・パキスタンを例に
障害の社会モデルと医療モデルは、さまざまな国際条約のなかにも入っています。
その変遷をたどります。また、国際条約に書かれた内容は、途上国の教育計画に実
際に反映されているのか? 第二次大戦以降の国際条約と、バングラデシュ、ガー
ナ、パキスタン(パンジャーブ州)の教育計画を事例に解説します。
?障害児はどれだけ学校へアクセスできていたか?
国際比較が可能な障害児のデータが整備されてきたのはつい最近。国際比較教育学
の研究のなかで、障害児を扱ったものは1%もありません。ですがこの1%の研究を
分析した結果、途上国の障害児がどれだけ学校へアクセスできていたか、何が阻害
していたのか、も少しだけわかるようになってきました。そのエッセンスをシェア
します。
?「障害児と教育」についてより深く理解する―バングラ・ガーナ・パキスタンを
例にバングラデシュ、ガーナ、パキスタンの3カ国で、障害児の学校へのアクセス
や学びはどうなっているのか?畠山氏が執筆中の博士論文から内容をかいつまんで
ご紹介。
■登壇者
畠山勝太氏(ミシガン州立大学教育大学院PhD Candidate(教育政策)/特定非営利
活動法人サルタック理事)
岐阜県出身、1985年生まれ。東京大学教育学部卒業、神戸大学国際協力研究科修了
(経済学修士)。2008年から2012年まで世界銀行本部、その後ユニセフのジンバブ
エ事務所・本部・マラウイ事務所で勤務し、教育統計整備・分析・計画策定や教育
とジェンダー分野の仕事に従事した。2017年に博士課程に進学し、途上国における
様々な領域での教育政策を因果推論・質的調査を用いて分析している。
■日時
2021年8月29日(日)19時?21時30分
<タイムライン(予定)>
18:50 開場
19:00 開始
19:10 「障害児は教育を受けているのか? バングラ・ガーナ・パキスタンの例
から考察する」(サルタック理事/元ユニセフ職員 畠山勝太氏)
20:00 質疑応答
21:30 終了
■こんな方におススメ
・途上国の障害児教育について深く考えたい! 詳しく知りたい!
・元ユニセフの職員から専門的な話を聞きたい!
・JICA海外協力隊でこれから派遣されるので知識を貯めておきたい!(とくに障害
児教育の分野)
・「途上国×障害児教育」の分野で将来働きたい!
・教育分野の国際協力の潮流を知りたい!
・バングラデシュ、ガーナ、パキスタンとかかわりがある!
■会場
オンライン(Zoomを使います)
■定員
70人(先着順)
■参加費
・一般 2200円
・学生 1100円
・ganasサポーターズクラブのパートナー/サポーター:無料
■申し込み方法
下のPeatixのページからお申し込みください。お申し込みはご入金をもって完了
します。定員に達した時点で締め切らせていただきます。
https://20210806ganas-sarthak.peatix.com/view
■主催
特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体)
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