□ ミャンマーの民族問題と国民統合:カヤー世界から □
2021年2月のミャンマーにおける軍事クーデター発生から1年と7か月が経ちました
。国軍による弾圧は今もなお続いており、殺害された市民は2,200人を超えました
。クーデター以降に軍の暴力を避け、国内で避難している人は90万人となり、今も
増え続けています。国連機関は、2022年にはミャンマーの人口の半数近くが貧困
層に陥り、人道支援を必要とする人が人口の4分の1に上ると予測しています。
パルシックは、昨年11月から、ミャンマーについて学ぶ「知る・繋がるミャンマー
連続講座」を開催するとともに、ミャンマーへのご寄付を募ってきました。集まっ
たご寄付で今年3月から7月にかけて市民不服従運動に参加し、職を失った人たち
1,226人に現金や日用品、医薬品を届けることができました。そして今月からは、
国内避難民の方への食料配付と、学校が閉鎖されている地域の子どもたちが
コミュニティスクールで学ぶための教育支援を開始しています。
2022年の連続講座第4回は、これまでの講座でもたびたび言及されてきた「ミャン
マーの民族問題」に焦点をあてます。ミャンマーには100を超える民族があり、そ
れぞれが独自の文化や生活様式を持っています。今回の講座では、大妻女子大学
の久保忠行さんに、ミャンマーの民族問題と国民統合についてお話をしていただき
ます。
[開催概要]
日時:2022年9月9日(金)19:00~20:30
場所:オンライン(ZOOM)
講師:久保忠行さん(大妻女子大学比較文化学部・准教授)
参加費:無料(要申込。ミャンマーへの寄付つきチケットあり)
詳細:https://www.parcic.org/events/21129/