□ 女性性器切除(FGM)を根絶に導く活動とは □
国際NGOプラン・インターナショナルによる「プラン・ラウンジ2月」は女の子の心
身に影響を及ぼすFGMとその弊害、プランが実施しているFGM根絶にむけたエチオピ
アとスーダンでの活動について詳しくご説明いたします。
2月6日は「女性性器切除(以下FGM)の根絶のための国際デー」です。FGMは女性
性器の一部もしくは全体的な切除をするもので、アフリカと中東地域の約30カ国で
約2000年前から行われています。不衛生な環境で麻酔なしで施術されることも多く
、女の子たちは感染症や出産時の合併症だけでなく、命を落とすリスクにもさら
され、強い恐怖が心の傷として残ります。
プランは、エチオピアの南部諸民族州やアファール州、スーダンの白ナイル州にお
いて、被害を受けた女の子の心身のケアを行うと同時に、家族や地域住民、行政に
むけてFGMの根絶を働きかける活動を行ってきました。
今回のプラン・ラウンジでは担当職員が、2カ国におけるFGMの現状や弊害とともに
、プランの活動と成果についてお話しします。多くの皆さまのご参加をお待ちして
います。
◆イベント概要
日時 2023年2月18日(土)14:00~15:00
場所 Zoom(ズーム)による配信
参加費 無料(通信にかかる費用はご負担ください)
申し込み締め切り 2月16日(木)
※お申し込みいただいた方には、開催日前日の2月17日(金)にZoomのURLをご案内
いたします。
◆お申し込みはこちらのページ内よりお願いいたします。
https://www.plan-international.jp/news/event/20230201_35232/
◆担当職員からのメッセージ
プログラム部 冨田 佳代
エチオピアとスーダンでは、「FGMは昔から皆がやっている当たり前のこと」とい
った考えが根づいており、FGMをやめるという決断をすることは簡単ではありませ
ん。しかし、少しずつ変化は見えてきています。スーダンでは、「FGMをなくした
い」と強く願う女の子クラブメンバーたちが、同世代や住民たちにFGMの弊害につ
いて積極的に訴えています。エチオピアでは、地域ファシリテーターが中心となり
、FGM根絶のために何ができるのか住民たちと根気強く対話を重ねています。当日
は、これまでのプロジェクトの成果とともに、地域を変えようとする人々の思いや
行動を、写真やケース・ストーリーでお伝えいたします。