【12/15】改定入管法に関するシンポジウム開催

□  【12/15】改定入管法に関するシンポジウム開催 □

こんにちは。反差別国際条約(IMADR)です。この度、2月18日の国際移

住者デーを記念し、シンポジウムを開催いたします。

今年7月9日に施行された改定入管法(外国籍を持つ人びとの日本への出入国管

理制度や難民認定制度等を定めた法律)により、外国籍を持つ人びとの周りで様々

なトラブルが発生、報告されています。今後はさらに深刻な事態が起こることも予

想されます。
本シンポジウムでは、外国籍を持つ女性たちによるパフォーマンスを交えつつ、

今回の法改定とそれによって生ずる様々な課題について、情報と意見交換を行ない

ます。
ぜひ奮ってご参加ください!
【開催概要】
〇共催:外国人人権法連絡会
移住労働者と連帯する全国ネットワーク
反差別国際運動、
多文化共生・自治体政策研究会
外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会
〇日時:2012年 12月 15日(土) 午後 2時〜5時(開場 1時30

分)
〇場所:在日本韓国YMCA 9F 国際ホール
JR・水道橋駅東口徒歩6分、地下鉄・神保町駅徒歩7分
地図はこちら→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
〇参加費:500円

◎英語の同時通訳あり

【お問合せ先】
反差別国際運動(IMADR)
TEL: 03-6280-3100
FAX: 03-6280-3101
e-mail: imadr[@]imadr.org ※[]を外して送信してください

【プログラム】
〇経過報告:在留管理制度をめぐる過去一年間の動向 鈴木江理子さん(国士舘

大学准教授)
〇基調報告「改定入管法施行後に起きていること」 山口元一さん(弁護士)
〇パフォーマンス1 劇 川崎市南部フィリピン女性グループ
〇パフォーマンス2 歌とダンス エンダラ、タダー姉妹(ビルマ)
〇リレートーク
石川美絵子さん(なんみんフォーラム事務局)、鄭暎惠さん(大妻女子大学教
授)ほか
〇全体討論

【開催趣旨文】
2012年7月9日、ついに改定入管法による“新しい在留管理制度”がスタ

ートしました。その後に控える混乱を象徴するかのように、施行当日から早速、在
留カード発行のシステムトラブルにより、外国人が空港や地方入管で長時間待たさ

れる事態が起きました。
その後も、改定入管法上では在留カードとみなされる旧外国人登録証、新たに
導入された「みなし再入国許可」、名前の表記様式の変更などをめぐって、外国籍
当事者がトラブルや不便を経験する事例が報告されています。今後は、住所変更の

届出遅延や婚姻実態がないなどとして、在留資格を取り消されるケースも出てきま
す。外国人が全く意図しないところでいつの間にか「法違反者」にさせられて、刑
罰を受けることになり、そして日本にいることが許されなくなる―そんな悪夢のよ
うなシナリオがどれだけ現実のこととなるのでしょうか。
改定入管法が全面施行されて約半年経ったところで、実際に今回の法改定によっ
てどういう問題が生じているか、施行まで反対を訴え続けてきた私たちNGOの問
題意識はどう評価されるか、などを検証するために情報と意見を交換する場を持つ
ことにしました。

改定入管法の附則第61条には「政府は、この法律の施行後3年を目途として、
新入管法及び新特例法の施行の状況を勘案し、必要があると認めるときは、これら
の法律の規定について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものと
する」と定められています。私たちはその3年後に向けて“新しい在留管理制度”

が人権と共生に基づく制度として再スタートするための準備をこれから進めていき
ます。このシンポジウムはその第一歩となります。
ぜひ本シンポジウムにご参加ください。

詳細はこちら
http://imadr.net/kaiteinyukansymposium/