医師も知らない病「バース・フィスチュラ」

医師も知らない病「バース・フィスチュラ」

バース・フィスチュラとは、幼くして出産する少女たちが難産の末に、膣と膀胱や
大腸の壁に穴が開いてしまう病気。かかってしまうと、排せつ物がだだ漏れになっ
てしまいます。体内からすごい異臭を放つため家族から見捨てられ、差別され、孤
独と貧困に追いやられるとのこと。
エチオピア・アジスアベバにあるバース・フィスチュラの専門病院を訪問した看護
師の小笠原さんが、生前の創設者のキャサリン・ハムリン医師(オーストラリア人
。今年3月に死去)と患者からヒアリングしました。どんな活動をしているのか(
毎年2000人の穴をふさぐ手術をするそうです)、患者はどうやって回復し、自立し
ていくのかを参加者の皆さまとシェアします。
アフリカに多いバース・フィスチュラには、早すぎる結婚、学校に行けない、多産
の文化など途上国の課題が複雑に絡んでいます。「国際協力の現場に行く人にこの
病気のことを知ってほしい。とりわけ男性に。社会の半分は男性なのだから」(小
笠原さん)
途上国の女性問題、国際保健やジェンダーに関心のある方はもちろん、国際協力を
志す学生の皆さまにもおすすめのトークイベントです。男性も奮ってご参加くださ
い。
質問時間はたっぷりの1時間。このイベントでバース・フィスチュラに詳しくなっ
て、周りの人に伝えてください。皆さまはメッセンジャーです!

【日時】
2020年8月29日(土)午後7時30分-9時35分
【参加費】
・一般:500円(参加券のみ)
・寄付つきチケット:1500円(参加券+寄付1000円)
・「ganasサポーターズクラブ」のサポーター、パートナー:無料
(サポーター1000円/月、パートナー2000円/月)
ganasサポーターズクラブに入会するとganasが主催するイベントが無料または割引
価格になるほか、お時間のある時に途上国支援、ライフスキルを磨くことができま
す。
▽詳細はこちら →https://www.ganas.or.jp/gsc/

*寄付金は(手数料を除き)すべてフィスチュラ手術費とリハビリ費用としてキャ
サリン・ハムリン・フィスチュラ財団に送金します(患者一人が手術をしてからリ
ハビリを終えるのに約6万円が必要です)。
*お支払い済みの参加費・寄付金はご返金できません。

【お申込み方法/締め切り】
Peatixのページ(https://fistula0829.peatix.com/view)からお手続きください

締切日:8月27日(木)

【定員】
90人(先着順)

【スピーカー】
小笠原 絢子(おがさわら あやこ)さん
助産師。大学院助産学修士課程修了。大学病院、助産院勤務を経て産院で助産師と
して勤務。常勤勤務の傍ら2017年に産科フィスチュラ研究・啓発団体「Lapis Lazu
li Earth(ララアース)(http://fistula.jp/)を立ち上げる。安産1件1コイン
プロジェクトやチャリティヨガを通して、産科フィスチュラの啓発活動を続けてい
る。